樹木は、植物学的に顕花植物に属し、裸子植物→針葉樹、双子葉植物→広葉樹に分類されます。
- 針葉樹:マツ・スギ・ツガなど全国的に分布
- 広葉樹:キリ・ホウ → 軟質・軽量
ケヤキ・クリ → 硬質・重量
※広葉樹の多くは、比重が重くて硬い。このような広葉樹の事を堅木と呼ぶ。

- 赤身(心材)
年輪の中心部分の濃い色の部分の事をいい、白太に比べて腐りにくい。虫害も少ない。 - 白太(辺材)
樹皮に近い側の淡い色の部分の事をいい、造作材では節の少ない白太が好まれる。 - 木理
樹木を幹軸方向にひき割ると年齢が描く木目模様のこと。 - 板目
樹心をはずしてひき割った時にできる不規則な波形として出る。波状板目・山状板目などの種類がある。 - まさ目
樹心を通す、または、樹心近くをひき割った時にできるもので、年輪が平行になっている。 - 木裏
製材した用材の樹心に近い側、つまりは年輪の内側のこと。 - 木表
外見が美しく、木目が堅いので、造作材は、原則的に木表を表面にして使用する。 - 節
製材でできる枝の切断面早期に枝打ちした樹木から、製材した用材には、比較的に節が少ない。 - 背・腹
むくりのある部材の凸側を背、凹側を腹という。
傾斜地に生える場合、谷側は木目が堅く、背側となる。
梁を取るには、背・腹を成として、製材する。
上部から、荷重を受ける梁では背を上にして架け渡す。 - 脂壺(やにつぼ)
生長の間に樹脂みぞのやにが流入したもの。松材などで多く見られる。 - 陽疾(あて)
組織が異常に生長した部分収縮が極めて大きい。重堅であるが、強度が低い。あて材は、多くの好ましくない性質を持つので用材に適さない。
木材の乾燥の必要性
木材の乾燥が不十分であると、どんな精度よく刻まれ、組み立てられた木材でも、徐々に水分が抜け、不具合が生じます。
ですが、大気の温室度に応じた平衡含水率の状態におく事で狂いは止まります。
平均して含水率15%前後がその状態の目安とされています。
代採されて、製材されたばかりのエゾ松やトド松などは、含水率100%以上のものがほとんどで、含水率30%前後に低下するまでに生じる狂いはあまり大きいものではありません。
腐巧菌の発生・発育・腐朽菌は、4℃で発生し、その繁殖は温度の上昇と共に進行し、20~50℃で含水率30%の湿潤状態で発生、含水率50%以上の含水状況の下では発生・発育が阻止されます。
乾燥のもう1つの目的は、耐久性の低下の予防です。
乾燥材として、針葉樹構造用製材の含水率がさだめられています。
製材(一般)15%以下、枠組壁工法構造用材19%、合板14%以下、集成材14%以下です。
断面の大きな構造用製材の含水率をこの数値にまで下げるのは、時間やコスト面で現実には厳しいとされています。
木材は一般に広葉樹材は針葉樹材に比べて対腐巧性が強く、また辺材より腐害を受ける事が少ないのです。
耐腐巧性の順位
非常に強い → ベイヒバ・ヒバ
強い → カラマツ・ベイスギ・ベイマツ・スギ・ヒノキ
やや強い → ベイヒ・アカマツ・ヒメコマツ・ツガ・モミ
弱い → エゾマツ・白ラワン










